2024年 3月28日(木)～31日(日)
パリ、Bastille Design Centerにて開催
今回、杏樹は個展部門に推薦されて作品3点出展しました。
「明日を夢見る希望の光」 アクリル, 60.6×72.7
「青い池、白い鹿、出逢い」 アクリル, 45.5×53.0
「羊をめぐる冒険」 アクリル, 38.0×45.5
個展部門の特別なパンフレットは
素晴らしい記念になりました〜(^_^)
現地には行かれなかったけれど
主催の欧州美術クラブからのSNSでの発信や
お友達の作家さんが写真を送ってくれたりと
気分だけはパリに行ったつもりで楽しめました。＼(^o^)／
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《 個展部門パンフレットの個人寸評 》
Commentaire de JOSSET Thibaud, rédacteur en chef du magazine Univers des Arts
“Certains des meilleurs partis pris esthétiques reposent sur la mise en tension de deux approches habituellement distinctes. Si le travail de Mme Ange affirme d’emblée son écriture spontanée, posée dans ses plans fixes, réconfortante comme l’est une lecture paisible, une seconde approche marque par le souffle inattendu et presque étrange de ses perspectives. Qu’est-ce qu’une perspective paysagère si ce n’est une ouverture sur ce qui n’est pas le paysage, sur la réalité au-delà de la toile, au fond de l’œuvre dont elle est à la fois le cœur et la fin ? Mme Ange porte ici bien son nom : tel un intercesseur entre ciel et terre, cet artiste laisse ouverte une porte sur l’infini où un œil gigantesque semble dissimulé pour veiller sur les animaux qui peuplent son monde, et nous avec. On en revient avec la sensation d’avoir entrevu une infime partie d’un vaste récit, gigantesque comme la nature et comme les mythes fondateurs des civilisations, le tout encapsulé avec la simplicité d’un conte pour enfants plein de merveille et de sagesse.”
《 仏和訳 》
フランスの美術雑誌「ユニベール・デザール」編集主幹ジョセ ティホ氏による寸評
彼女の絵における、最も素晴らしい美的な部分は、通常では異なる2つのアプローチの間の緊張感に基づいている。そのアプローチとは、ひとつには穏やかな読書のような安らぎを与えながら、彼女の固定された筆致ながらものびのびとしたスタイルを瞬時に印象づけるもの、そしてもうひとつには、彼女の視点の予期せぬ、不思議とも言える特徴的な息づいである。風景画の遠近法とは、風景ではないもの、言いかえればキャンバスの向う側にある現実、すなわち作品の中心であり終着点でもある奥深くに開かれたものでなければ、一体何なのだろうか？天と地の間を取り持つ執り成しのように、この画家は無限の世界への扉を開き、隠された巨大な目が、彼女の世界に住む動物たち、そして我々をも見守っているようである。彼女の絵を観ていると、自然や文明の創世神話のように巨大な物語のほんの一部を垣間見たような感覚を覚える。
Josset Thibaud氏のコメントを読んで
最初はなんだか難しいなぁ～とは思ったけれど・・・
「明日を夢見る希望の光」 は涅槃の図の続きの物語。そう、お釈迦さまが亡くなって悲しみに暮れた動物たち、でも、夕暮れに富士山の頂上に沈むダイヤモンドのような光に照らされて、「明日がある！」ってみんな希望を持つ。この絵の世界では、動物たちはあの世とこの世の境目にいてダイヤモンド富士は現実の世界。作品の意図など、ジョセさんには何の説明もしてないけど杏樹の描いたことがちゃんと伝わったのだ～！とちょっと感激(^o^)
